風の中で

もしも さっき 佇んでいたなら


今とは 違った思いが

心を満たしていたのかもしれない…


あの傷みは…


私の手で


少しずつでも


癒してゆくもの…


これは 何なのやろう…?


まだ ここに いても…のサイン…?


人の体温の行き交う片隅に


運んでくれたのは…
さりげなくしなやかな…あの子に寄り添う銀色の風